夏目漱石『私の個人主義』中身と形式


<感想>

              1. +

モブ・ノリオの『介護入門』

芥川賞だっけ?綿矢さんと金原さんの2人の時の騒がれ様が凄かったから、
あんまり記憶に残ってないや。


中盤から終わりにかけてのスパートが凄い。

最初、作者の顔写真を見て、サングラスかけてる人が映ってたから、
なんじゃこりゃって、思って、で、とりあえず読んでみるかって読み始めたら、
なんじゃこりゃって、なんかおかしな文章だなぁと思って読んでて、
なんでこの文章で「介護入門」って題名なんだ?って不思議に思ってさらに読んで、
中盤ぐらいからそれが分かってくる。

一見ふざけてるように見えて、その実、真剣なものだから、あまり先入観持たずに読んでみるといいかも。

調子が出てきてる中頃の辺りが自分は一番好き。

            1. +

安部公房『水中都市デンドロカカリヤ』『闖入者』



『水中都市〜』は、自分の父親と名乗る男が焼酎を飲んで魚に変身する話で、

『闖入者』は、夜、寝てたら、自分の部屋に勝手に7,8人の人間が入り込んできて「ここは私の家です」というお話。


安部公房の小説は、それがファンタジーっぽく見えなくて、面白い。
いっけん、ありえそうな感じで。いや、あり得ないけどw


『闖入者』というのは酷い話で、酷い人間が大勢出てくるんだけど、その中に天使が、自分を好きで応援してくれるという「可愛らしい顔をした17前後の女の子」が出てきて…。
その子がいい役割をしてる。というか、